栃木県宇都宮市の許認可専門 女性行政書士

行政書士あさみ法務事務所

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2025.11.22

建設業許可の29業種一覧と選び方|自社に合った業種選定のポイント

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建設業許可には29業種があり、一式工事(建築・土木)専門工事(27種)に区分されます。自社の受注計画や体制に合わない業種選定は、入札・元請対応・専任技術者の配置で支障が生じかねません。本記事は、29業種の一覧と代表例一式/専門・一般/特定の考え方よくある勘違い選び方のフローチャート提出前チェックリストまでを実務目線で整理。最後に無料相談のご案内もあります(お問い合わせ)。

この記事はこんな方に
  • 新規申請/業種追加を検討しており、最適な業種を短時間で絞り込みたい
  • 一式工事と専門工事の違いや、一般・特定の選び方を明確にしたい
  • 元請・入札で求められる専任技術者の資格・常勤性の整理をしたい
  • 「うちはこの工事、どの業種で取る?」の社内議論に答えを出したい

建設業許可の全体像|一式と専門・一般と特定

1. 一式工事と専門工事のちがい

一式工事(建築一式/土木一式)は、複数の工種を総合的に取りまとめる工事。施工全体の総合管理力が問われます。
専門工事は、電気・管・舗装・塗装など特定の工種を対象とする27業種。各業種ごとに専任技術者の要件が設定されます。

2. 一般建設業と特定建設業

一般は中小〜中規模の受注を想定。特定は高額な下請発注を伴う大規模元請を想定し、財務基準・技術者要件がより厳格です。
追加・見直し時は、受注予定の規模、下請への発注額、資金繰りを踏まえて選択します。

3. 業種選定で失敗しないコツ

(1)受注計画から逆算

取るべき業種は「やりたい工事」ではなく「受注見込み」で決めます。元請・入札要件や顧客からの指定も確認。

(2)専任技術者の確保

資格/実務経験+常勤性の疎明が要。配置替えで既存業種の常勤性が崩れないかを必ず点検。

(3)経審・入札との接続

業種を増やすと、経審の実績・評点入札資格の等級に影響。許可後の更新工程も含めて設計します。


29業種一覧|代表的工事例と位置づけ

ポイント
  • 一式工事:2業種(建築一式/土木一式)
  • 専門工事:27業種(電気・管・舗装・塗装・解体 ほか)
  • 名称が似ていても対象工事や技術者要件が異なります(詳細は所管庁手引きで確認)。

区分 業種名 代表的工事例 専任技術者の典型資格例
一式 建築一式 建築工事の総合管理(各専門工事を統括) 1級・2級建築施工管理技士 等
一式 土木一式 道路・河川・橋梁など土木工事の総合管理 1級・2級土木施工管理技士 等
大工 木工事、造作、軸組み 建築士、建築施工管理技士 等
左官 壁塗り、モルタル仕上げ 建築施工管理技士 等
とび・土工・コンクリート 足場、山留、基礎杭、掘削・土留、コンクリート打設 土木・建築施工管理技士 等
石張り、石積み、石碑 土木・建築施工管理技士 等
屋根 瓦葺き、金属屋根、屋根防水の一部 建築施工管理技士 等
電気 受変電、配電、照明、動力 第1・2種電気工事士、電気工事施工管理技士 等
給排水・空調・衛生・ガス配管設備 管工事施工管理技士、給水装置工事主任技術者 等
タイル・れんが・ブロック タイル貼り、レンガ積み、ブロック塀 建築施工管理技士 等
鋼構造物 鉄骨、鉄塔、門扉、歩道橋等の鋼製構造物 鋼構造物系の施工管理技士 等
鉄筋 鉄筋組立、現場溶接 土木・建築施工管理技士 等
舗装 アスファルト、コンクリート、ブロック舗装 土木施工管理技士、舗装施工管理技術者 等
しゅんせつ 河川・港湾の浚渫、航路掘削 土木施工管理技士 等
板金 外装板金、ダクト製作・取付の一部 建築施工管理技士 等
ガラス ガラス取付、カーテンウォールの一部 建築施工管理技士 等
塗装 建築・鋼構造物の塗装、防錆塗装 建築・土木施工管理技士 等
防水 アスファルト・シート・ウレタン防水 建築施工管理技士 等
内装仕上 軽鉄下地、ボード、床仕上、クロス 建築施工管理技士 等
機械器具設置 プラント設備据付、発電設備 機械器具設置工事監理技術者(実務要件) 等
熱絶縁 配管・ダクトの断熱、保温・保冷 管工事施工管理技士 等
電気通信 通信設備、LAN、光ファイバ、基地局 電気通信主任技術者、電気通信工事担任者 等
造園 植栽、庭園・公園整備、緑地管理 造園施工管理技士 等
さく井 井戸掘削、温泉掘削、ボーリング 土木施工管理技士 等
建具 木製・金属製建具の製作・取付 建築施工管理技士 等
水道施設 上水道・配水池・浄水施設・取水施設 土木・管工事施工管理技士 等
消防施設 スプリンクラー、消火栓、火災報知設備 消防設備士、電気・管施工管理技士 等
清掃施設 ごみ処理施設、し尿処理施設 機械器具設置・土木施工管理技士 等
解体 建築物・工作物の解体、内部解体 土木・建築施工管理技士、解体工事施工技士 等

※資格例は典型であり、詳細は自治体の手引・告示をご確認ください。


境界で迷いやすい工事の「割り付け」早見表

1. よくある組み合わせ(混同注意)

工事内容 該当しやすい業種 実務メモ
道路の打換え・区画線・歩道改良 舗装(単独)/規模・総合性が高い場合は土木一式 単純な舗装更新は「舗装」。多数工種の総合管理なら一式検討。
受変電設備更新・PAS交換・幹線更新 電気 通信系(LAN・光)は電気通信。混在案件は分離発注か総合管理で判断。
空調・給排水・衛生設備の更新 ダクト製作は板金に該当する部分あり。セットで発生しやすい。
大規模修繕(足場+塗装+防水+下地補修) 単体なら塗装/防水、全体統括なら建築一式 足場はとび・土工、下地補修が広範なら建築一式で総合管理。
プラント更新(ポンプ・タンク据付) 機械器具設置(付帯土建は土木・建築の組合せ) 据付+配管は機械器具設置+管で分離手配される例が多い。
建物解体(スケルトン・全解体) 解体 分別・アスベスト対策等は別規制も関与。届出類の工程管理が重要。

2. こんな時は一式?専門?(判断の軸)

工種の多さ×総合管理の必要性

複数工種が絡み、工程・品質・安全・出来形を総合調整する必要が高い案件は「一式」向き。単一工種が中心なら「専門」。

求められる契約スキーム

総合一括請負/分離発注の別、元請として下請への高額発注が見込まれるか(特定の検討)。


業種選定のフローチャート(実務向け)

1

受注計画の棚卸し

直近12〜24か月で狙う工事を列挙(元請/下請・官庁/民間・規模)。
2

工種の抽出

案件を工種ベースに分解(舗装・電気・管・塗装…)。一式レベルの統括が必要かを評価。
3

専任技術者の適合確認

資格/実務経験+常勤性で配置可能か。既存業種の常勤性が崩れないかを同時確認。
4

一般/特定の検討

下請発注額の見込み、資金計画、元請としての責任体制から判断。
5

所管庁へ事前相談

様式・添付・処理期間・電子申請の可否を確認。疑義はこの段階で解消。
6

申請書作成・提出

社名・住所・日付等の記載統一。控え保存と補正即応体制をセット。

提出前チェックリスト|不備ゼロ運用

項目 確認ポイント 確認
受注計画 12〜24か月の見込み案件を工種に分解済み
業種候補 一式/専門、一般/特定の方向性が決定済み
専任技術者 資格 or 実務経験+常勤性の証拠(雇用・社保・勤務表)が揃っている
体制・経営管理 組織図・職務分掌・役員略歴で責任体制が明確
財務基盤 直近期決算の整合・手数料確認、必要なら残高証明等の用意
提出方法 電子/郵送/窓口の選択、部数・押印・返信封筒の可否を確認
控え保存 受領印・受付メール・提出データの保存先を社内共有

よくある勘違い&NG例と回避策

1. 「一式があれば何でもできる」

一式は総合管理の資格で、特定の専門工事の単体施工には該当業種が必要です。例:電灯配線のみ=電気、光配線のみ=電気通信

2. 「技術者は資格名だけ合っていればOK」

資格の種類・区分、常勤性、配置営業所との対応が重要。実務経験証明を使う場合、裏付資料の質が審査を左右します。

3. 「業種を増やすほど有利」

維持管理(変更届、年次報告、経審・入札更新)の負荷が増えます。受注可能性×体制で費用対効果を見極めます。

4. 「既存技術者の転用で何とかなる」

配置替えで既存業種の専任が崩れると差戻しの典型。代替人員の確保や雇用・社保手続きの同時進行が必要です。

よくある質問(FAQ)

1. まずどの業種から取るべき?

直近の受注計画に合わせて、売上インパクトと専任技術者の確保難度が低い業種から。将来の分野拡張は工程表で段階的に。

2. 実績がなくても申請できる?

できます。重要なのは体制(専任技術者・経営管理・財務基盤)の充足。実績は経審や入札で効いてきます。

3. 一般/特定はどちらが良い?

高額な下請発注を伴う元請なら特定の検討。そうでなければ一般で十分なケースが多いです。資金計画も合わせて判断します。

4. 電気と電気通信の違いは?

電気は受変電・配電・動力などの電力系電気通信はLAN・光・通信設備などの通信系。混在案件は分離発注または一式で総合管理を検討。

5. 許可後にやることは?

名板表示・社内台帳、経審入札資格・電子入札ID・Web表示の更新を速やかに。未更新は受注機会を逃します。

業種選定は「受注計画×技術者×工程」で決まる

要件診断、専任技術者の適合確認、資料整備、様式作成、提出・補正まで、貴社の状況に合わせて最短ルートをご提案します。

無料相談はこちら


まとめ|「一式/専門」「一般/特定」を軸に、受注計画から逆算する

建設業許可の29業種は、それぞれ対象工事と体制要件が異なります。(1)受注計画を明確化し、(2)必要工種を抽出(3)専任技術者の適合と常勤性を確認、(4)一般/特定を決め、(5)所管庁へ事前相談という順で進めれば、ムダなく確実に前へ進めます。
「どの業種が自社に合うか」を短時間で判断したい方は、無料相談をご活用ください。

無料相談・サポートのご案内

29業種の要件診断から申請・補正・許可まで一気通貫

行政書士あさみ法務事務所(代表:中川麻美)は、新規申請・業種追加・変更届・決算変更届・更新・経審・入札資格までワンストップで支援します。
受注計画に沿った業種選定専任技術者の配置計画工程管理をセットで設計し、電子申請・郵送・窓口の最適手段を選定します。

※様式・添付・標準処理期間・手数料・資格要件は所管庁で異なります。最新の手引・告示をご確認ください。

  
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